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薄っぺらな瓦には、なぜアスベストが入っているのですか。 |
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セメントだけでは強度が弱いのでつなぎに鉱物のアスベストを入れて強度を出しています。
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強度を出すのに、なぜアスベストでなければいけないのですか。 |
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科学繊維では、雨や日にあたると劣化し強度が弱くなり割れやすくなるので、劣化しない鉱物のアスベストを使いました。(アスベストは、水と良く馴染み使いやすく、劣化しないし、安価なので、夢の繊維と言われた時代がありました。)
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アスベストとは、どういった性質のものですか。 |
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ものすごく細くて、軽い繊維です。例えば、煙草の煙くらいの大きさです。
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なぜそんな細いものが人間に対して害になるのですか。 |
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アスベストは鉱物の繊維なので劣化しません。一度、肺に入った繊維が肺に刺さり呼吸するたびに肺を刺激し、肺胞を突き抜けて肺を覆っている胸膜に突き刺さります。すると、アスベストの刺さった付近の胸膜が厚くなってきます。胸膜プラーク(胸膜肥厚斑)で癌化すると中皮腫になります。どちらも、アスベスト以外ではならない病気です。
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では、どんな方法でアスベストを飛散させずに改修工事をするのですか。 |
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シールドサクション(SS)工法 機器、工具を使います。
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シールドサクション(SS)工法 機器、工具とはどういった器具ですか。 |
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アスベストが出そうな所を(シールド)囲い(サクション)回収する器具で、最後はアスベストを掃除機で回収する方法で行います。
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